マシンタイムという考え方
最近、装置について気になることがある。
測定装置や試験装置を取り入れている会社あるいは大学の研究室は、
世の中にたくさんあると思う。
そういった装置を使う際に、
自分が自由に使える時間のことを「マシンタイム」と言ったりする。
マシンタイムが長ければ、装置を自由に使える時間が長く、
マシンタイムが短ければ、時間に制約がある状態で装置を使わなければならない。
おそらく、装置を取り入れている企業/大学では装置の予約を取り入れていることが
ほとんであると思う。この時に予約した時間がマシンタイムとなる。
8時から12時まで装置を予約した場合はマシンタイムは4時間となる。
自分の進捗状況に応じて使いたい装置を前もって予約しておき、
当日はその予約した時間内で分析・試験を終わらせることになる。
しかしながら、往々にして分析・試験が時間内に終わらないことはよくある。
分析や試験といったものは、時間が読めないことが本当に多い。
それでも自分の後に予約が入っていた場合は、なんとかして時間内に
測定を終わらせることを考えたり、もしくは連絡を取って時間に折り合いをつけることが多い。
しかしながら、なぜか「緊急」だからという理由で、
突如として新たな人が割り込んでくることがある。
もちろん優先順位が本当に高いときはしょうがないとは思う。
しかしではある。装置を予約する人は、そのマシンタイムをフルに使って
どのように試験を進めていくか、事前に綿密に予定をたてているのである。
こうなると、また新たに予定を組まないといけない。
非常に無駄が大きく、精神的にもダメージは大きい。
最近、このような案件が多いと感じている。
元々、自分がこのような考え方を知ったのはブラック研究室の時なのだけど、
この教えは割と正しいと思っている。
装置を予約したら、その時間内にやることを前もって入念に考えて置く。
時間オーバーして人のマシンタイムを奪うのは、他人の時間を奪うことである。
似たような考え方で、発表時間のオーバーもある。
あれも他人の時間を奪っている。
10分間の持ち時間だったら
かならず10分以内に終わらせる必要がある。
1秒でも妥協は許されない環境だった。
以上のようなことを思い出しながら
今一度、自分の時間の使い方を見直してみようと思った。
今回は、書きたいことをそのまま書いていくスタイルをとったが、
気が向いたらデザインとかも考えていきたい。