トシ丸の自由帳

人生、可もなく不可もなく。

真面目な人ほど壊されるブラック研究室

先日、研究室の後輩たちと会う機会があった。

 

地獄のような環境下でも懸命に頑張っているようだ。

それでも辞めてしまった人もいたようだ。

 

私が在籍したいた時にも後輩が一人辞めた。

彼の性格は真面目で、よく勉強もしていた。

劣悪な環境でも、負けずに努力をしていた。

教授の言うことは、正しくても間違っててもその通りに実行した。

それがどんなに納得がいかないことでも・・・

 

ここで何か意見を言ったり、拒否したりできる人はきっと強い人だ。

彼はそれが出来なかった。

言っても10倍で返されてしまうことがわかっているからだ。

最初のうちは自分の意見を述べていても、

ことあるごとに否定され、

「こんなのもできないのか」と言われていれば、

抵抗する気も失せる。

 

そうして彼は、突然来なくなった。

理由は後からわかったのだけど、片方の耳が聞こえなくなったようだ。

病院に行っていることはきいていたけど、

まさかそのような症状が出ていたとは夢にも思わなかった。

 

彼は実力もあったし、性格もよかった。

それだけに非常に悔しい。

でも、もうなってしまったのだ。

 

私は血を吐く、体重の急減、湿疹という形でストレスの影響が現れた。

彼は耳にでたのだ。

治るのだろうか。

それはわからないと言っていた。

 

彼は「壊された」のだ。

これを甘えと言えるだろうか。

そんなはずがない。

 

 

 

会社でも似た人がいる。

めちゃくちゃなことを言ってくる人だ。

 

同じタイプだとすぐにわかった。

この人は「壊す」人だ、と。

 

今まさに、壊されそうな人がいる。

ただ私の力が及びそうにない。

こういう時どうすればいいのか。

 

こういうときに取るといい方法〇〇選!みたいな

ことが書ければ、PVも増えるだろうし、閲覧してくれた方々にもメリットがあるのだろう。

 

でも私は、苦しみ続けて耐えてきただけなのだ。

ある程度適当に接していればいいよ、強く受け止めなければいいよ、

とかは言えるのかもしれないけど、

当の本人にしてみれば、その罵詈雑言はこの世のすべてとなって自分に

のしかかってくるし、適当にあしらうなんて出来ないのだ。

 

どうすれば、どうすればと考えているうちに、

時間は過ぎて、余計に焦り考えもまとまらない。

 

しかもこういう性格を知ってて、そうなるように仕向けているような気がするのだ。

これは考え過ぎなのだろうか。

 

 

 

声が大きい人だけが得をする環境であっていいはずがない。

そう強く思いながら、過去を思い出しつつ、今を生きている。

 

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