トシ丸の自由帳

人生、可もなく不可もなく。

ブラック研究室で発表をする際に、怒られないように切り抜けるための方法 「デザイン編」

はじめに

私は、ブラック研究室でさんざん苦しんできた。

今回は、苦しんだ3年間で培った生き残る術を書いていく。

ブラック研究室で現在、苦しんでいる皆様に参考にしてもらえれば幸いだ。

 

どこの研究室でも、自分の研究の成果・進捗を指導教官の前で

パワーポイントを使って発表することがあると思う。

 

発表の場では、前回のゼミから今回のゼミの間、自分が何を行ってきたかを

述べて、今後何をしていくかを述べる。

しかしながら、それ以前にスライドの「カタチ」がなっていないと、

発表内容すらきいてもらえず、スライドのカタチが成ってないという説教だけで

発表が終わってしまうのである。

 

そんな悲しい事態を避けるために、私が行ってきたことを以下に書いていく。

 出来る先輩のスライドをひたすら真似る

これにつきる。

とにかくスライドを見てもらわないことには、始まらない。

そこで、出来る先輩(あまり怒られていない先輩)のスライドをとにかく真似る。

 

真似るべきところは

 

  1. 文字のフォント・大きさ
  2. 図の置き方

 である。

 

 文字の大きさ・フォントについて 

日本語のフォントは何を使っているか?

英数字のフォントは何を使っているか?

フォントサイズはいくつ以上なら「小さくてみえねえぞ!」と言われないか。

 

私の場合は、

日本語フォントはメイリオ

英数字フォントは「Arial」「Tahoma」を使用していた。

後々知ったのだが、Tahomaはデザイン面であまり推奨されていないらしいが、

指導教官がTahomaを気に入っていたので、その時は使用していた。

メイリオは好き嫌いが別れるらしいが、Arialが見にくい!と言う人には

出会ったことがないのでオススメである。

 

フォントサイズは、発表する部屋の大きさで変わってくるので、

一概には「このサイズにしておけば大丈夫!」と言うことは出来ない。

発表する部屋で事前に投影しておき、

一番後ろの席からでも十分見えるフォントサイズが良い

 

これは研究室のゼミに限らず、学会や会社での発表でも有効なのだが、

難点は、学会など初めて行く場所では、部屋の広さが事前にわからなかったり

直前に訪問することになるので、修正する時間がないということにある。

部屋の広さがわかっている、事前に知ることが出来るなら意識したほうが良い。

 

 

 色について 

 基本的に色は少ないほうが良い。

基本の色となる「黒」

強調するための「アクセントカラー」の2色でも十分だったりする。

もしくはもっと強い強調色を加えた3色に留めておくべきだ。

このアクセントカラーで怒られたりするので、注意が必要だ。

 

よくある例が、黄色を使ってしまって「見えねえぞ!」だ。

確かにこれは見えないので怒られてもしょうがない。

 

教授がどの色を好んでいるかを見極める必要がある。

青なのか?赤なのか?赤紫なのか?

 

私の場合、というか研究室全体でに統一された。

それは、研究室内の平和と秩序を保つために、学生間で色の統一を自ら図って

行われたのだ。先輩が「青」を使うといいと言っていたので、

色に関しては、注意を受ける者は減ったのである。

やはり先輩から処世術を教えてもらうのは非常に大事だ。

(厳密にはRGBの数値で統一してた)

 

これも研究室によって様々で、学会でみていると赤を使っていたり、紫を使っていたりする。

色について共通して言えるのは、

「黄色は見にくい」

「4色以上はどこを見ればよいかわからない」

 ということだ。

いろいろな発表の場で、上記のような例をみてしまうと、

「ゆるい研究室だったんだな」と思うようになってしまった。

 

 

 図の置き方について 

ここでも真似ることが原則である。

測定データをどのように配置するか、測定条件はどこに書くか、

画質はどこまで求められるか、など注意深く観察する。 

 

特に大事なことなのだが、

 図を複数置くときは、

 

1. 大きさを揃える

2. 位置を揃える

 

を徹底することだ。

 

たとえば以下の例

f:id:komorebinonakade:20190512153844j:plain

 

データAとデータBの図の大きさが微妙に違っていることがわかるだろうか。

このような些細な違いが、教授を爆発させるので細心の注意を払う必要がある。

 

 

 

正しくは以下のようにする。

f:id:komorebinonakade:20190512154052j:plain

 

これくらい、いいじゃないかと思っていると痛い目を見る。

というか見た。

 

図の大きさが揃えられないこともたくさんあるので、

全てにおいて適用できないのがつらいのだが、

揃えられる場面ではすべてそろえたほうが良い。

 

かなりの手間がかかるときもあるのだが、見栄えもよくなるし、

教授から無駄な説教もされずに済むので、オススメだ。

 

 

 まとめ

できる先輩の発表を見て

  • 文字のフォント・大きさ
  • 図の置き方

をとにかく真似ることで、教授からの説教のリスクを減らすことが出来る。

 

大学だけじゃなく会社でも役立つので、ぜひ参考にしてもらい、

少しでも理不尽に怒られる人が減ってくれれば幸いだ。

 

 

 

 

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