トシ丸の自由帳

人生、可もなく不可もなく。

パワーポイントで発表する人向けのオススメ「デザイン本」

はじめに

パワーポイントで発表する機会は、

学生でも社会人でも頻度の差はあれど必ずある。

 

私は、パワーポイントでの発表が非常に苦手で、

よく指導教官に怒られていたが、先輩の発表をとにかく真似ることで、

なんとか最低限の体裁を整えることが出来ていた(以下記事参照)。

 

komorebinonakade.hatenablog.com

 

 しかしながら真似するだけでは、

その時は良くても、後々応用が利かないのでは?と不安を覚えた。

 

そこで、デザイン本を読んで、

基本のルールから学びなおすことにした。

 

デザインはセンスによるところももちろんあるのだが、

理屈・ルールを学べば体裁を整えることは出来るのである。

 

以下に、実際に私が学生時代にしていたもので、

なおかつ現在でも参考にしている書籍を挙げる。

 

パワーポイントで発表する人向けのデザイン本  

1. パワーポイント スライドデザインのセオリー 

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まずはこの本をぜひぜひ読んで欲しい。


元々は、著者である藤田さんが、

ネット上で掲載していたものを書籍化したものである。

以下のリンクがそのページになる。

 

thepopp.com

 

基本的には、ネットの内容と書籍の内容はほとんど変わりがない。

ただ、ネットではかなりのページにわたって掲載されているので、

「あの内容はどこだっけ?」と戻ると進むを何回もクリックするころになったので、

書籍を買うことにした。

その点、書籍はやはり見やすいし、

時間があるときにパラパラめくって気軽に学ぶことも出来る。

 

この本の良いところは、とにかく「わかりやすい」ということだ。

非常に簡潔にまとめられていて、何をしてはいけないかが明確に述べられている。

 

初心者が気にしないフォントや配色の解説にはじまり、

どのようなフォントを使えばよいか、文字色や背景色をどのように設定すれば

いいか丁寧に教えてくれ、その例も示されている。

 

スライドマスターやレイアウト、段落など、

一つ一つの項目を順番にこなしていけば、

この一冊だけでも十分に見やすいデザインをつくる力を身に着けられる

 

さらに良いのが、

個人的な感想ではあるが、読んでて苦痛にならないことだ。

 

教科書や参考書を読むとき、

「さあやるぞ!」と意気込んで取り掛かっては見るものの

やっぱり飽きてしまったり、これを覚えなきゃいけないのか・・・と

思ってしまうこともよくあるのだが、

この本は気楽に読めてしまうのである。

 

パワーポイントをつかってスライドを作るときの

基礎基本を学ぶには、この一冊から始めるとよい。

 

学生だけでなく社会人の方にもオススメな一冊。

 

 

 2. よい資料を作るためのレイアウトのルール 伝わるデザインの基本

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この本も、良い例と悪い例を対比してまとめられているため、

自分がデザインに対してどのような誤解をしているか気づくことが出来る。

特に、フォント・段落・表やグラフの見せ方に関しての説明が詳しい。

 

「パワーポイント スライドデザインのセオリー」では、

パワーポイントを使ったレイアウトの見せ方に重きを置いているが、

この本では、より一般的なデザインの見せ方を解説している。

 

「パワーポイント スライドデザインのセオリー」で基本を学んでから、

もしくは、同時に読むと、より知識を吸収できる。

 

  3. 学生・研究者のためのPowerPointスライドデザイン 伝わるプレゼン1つの原理と3つの技術

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パワーポイントでプレゼンをする人向けに特化された本。

実験方法や研究概要を説明するためのスライドがメインなので、

大学生や研究者が参考にしやすい内容となっている。

 

スライドをつくる際にありがちなスライドを修正前として取り上げ、

そのスライドの何がいけなかったか?を具体的に説明し、

修正を加えるとどうなるかを見せてくれる。

 

より実践的な内容になっており、フォントや段落などの説明がないため、

上記2冊である程度のデザイン知識を身に着けてからの読むほうが良い。

 

本の後半では、発表者が疑問に思うであろう質問事項に対して

回答している。

例えば、

 スライドに統一感をだすためには?

 スライド枚数が多くなってしまう

 異分野向けの発表にはどうすればよいか?

などがある。

 

より実践的に学びたい人にはこの本がオススメであるが、

上記の2冊だけでも十分にデザインの基本を学べるので、

余裕があったらぐらいの気持ちで良い。

 

まとめ

以前私は、

パワーポイントに苦手意識がありすぎて

 

どう作ればよいかわからない・・・

何をすればよいかわからない・・・と

 

本当にいつも苦しんでいた。

 

それでも、デザインにはルールがあって、

ルールを学べば、今まで以上にデザインに意欲的になれると気づくことが出来た。

先輩のスライドを真似してるだけでどこか不安があった時とは違った感覚を持つことが出来るようになったのだ。

 

デザインで苦しんでいる人が、

本を読むことでルールを学び、少しでも苦手意識が取り除けられたらと思う。

 

 

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